Memorandum London Diary

英国ロンドンにてUniversity College Londonの教育大学院に留学しています。その生活の中で感じたことを徒然とメモしていこうと思います。

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30歳住所不定無職になりかけたつらい

タイトル通りなのだが、それだけだと意味不明なので、家探しで具体的に何があったか書いておきたい。(追記)・・・長くなったので2回に分けた。

サマリ

・家探しで、大学の寮に入ろうとした
・色々ミスった模様で、寮には入れなくなった
・現地の住宅情報サイト色々使ったけどおとり物件多すぎて絶望した
・事態がぐるぐる回って、最終的にはいい感じの寮に住めることになった

留学生@ロンドンにおける住居の前提

大学寮は結構用意されている

まず今通っているUniversity College London(以下UCL)の学生用には、大学寮が2-30ほど用意されている。UCLの学生しか住んでいないものもあれば、LSEやImperial College London、Kings College Londonなどの所謂「ロンドン大学グループ」の学生混合の寮もある(現在僕が住んでいるのはこのタイプ)。

ちなみに数は少ないが大学院生専用の寮もある。これは学部生が多い寮だと夜中にパーティーをし始めてうるさい、みたいなクレームが頻発するためらしい。

条件はまあ無難

これらの寮は、各大学からの合格通知と共に「寮に入りたい人はここから申請してね」という旨の申し込みフォームが送られて来て、期日までに提出するという流れになる。

家賃は決して安くはないが(クオリティにもよるが、だいたい10-14万円/月くらい)、ロンドンの地価は信じられないくらいに高い(同じクオリティで東京の1.5〜2倍くらいするのではないだろうか。。)ので、まあ許容の範囲だと個人的には思う。そして大学から比較的アクセスの良いところ(ほぼzone1:ロンドンの中心部)に建てられており、寮は定期的に業者の清掃も入るし、食事が付いているケースも多い。そうした諸々の条件を含めると比較的いい条件と思うので、居住空間に大きなこだわりが無いのであれば、まあ寮に入れば無難、という気はする。

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寮の部屋のイメージ。お風呂やトイレはそのフラットで共用

何があった時系列で書いてみる

大前提として「自分が悪い」と思って書いていることを最初に添えておきたいw

寮に申し込んだ(2019年7月中旬)

まず申し込むための応募フォームが曲者だった。この寮がいい、と指定をするのではなく、重要視する条件みたいな項目を埋める。具体的には シャワーとトイレは共用だと嫌だ/別に共用でいい大学までの距離はどのくらい部屋の広さはこのくらい みたいな類のものだ。条件を増やせば増やすほど家賃は上がるし、 いい感じのバランスの物件は倍率が上がる。

申込み締切日がきた(7月31日)

もちろん提出完了済み。あとはどこの寮になったかの連絡を待つばかり。

フォームの申請情報の更新(2019年8月上旬)

ふと「ちょっと条件入れすぎたかな・・・」と思い、フォーム入力の締切り後に そのフォームに戻ってみた。するとそのサイト上に特になんのアラートも出ることなく、至極あっさりと編集ができてしまった。できてしまった、と書いたのは、通常何か情報を更新しようとする際は「保存する」「更新する」ボタンがあると思うのだが、このサイトはそれがなかった。情報を書き足すと自動で更新されてしまった。

その時点で怪しさに気づけばよかったのだが、なんとなく感覚的に「情報更新NGだったら、何かしらサイト上に警告が出るだろう」「何も出ずにサクッと編集できてしまったので、まあ大きな問題ではないかな」とたかを括っていた。

詰んだ(2019年8月中旬)

数日経ってこんなメールが届いた。色々書いてはあるが、要は「あなたに寮の部屋ないよ」と書いてある。

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実際のメール

According to your record, you have missed the deadline to guarantee accommodation for the 2019-2020 Academic Year. (意訳:記録によると、あなたは2019-20年における寮の部屋が割り当てられることが保証される締め切りに間に合いませんでした)

Therefore, you are not eligible to apply through UCL for International Hall.(そのため、あなたはUCLを通して応募する資格がありません)

えーと・・・

あ、そーなんだね・・・

寮に応募する資格ないんだ

・・・

まじ???

このメールを受け取った時の僕のテンションを、ここでお伝えできているだろうか。。。。めちゃくちゃ焦った。本当に焦った。上述したが、そもそもロンドンの地価が近年非常に高騰しており、ロンドンで普通にアパートメントを借りようとするとすごい金額がかかる。かといって家賃を抑えようとしてどこの誰ともわからない人とのルームシェアもやや構える。だから寮に申し込んでいるわけである。

例えばこんな記事もある japanesewriterinuk.com

早々に大学寮に住む意思決定をし、ロンドンの住宅事情について深く調べることもないまま構えていたところ、上述の通り、寮には入れなさそう的なメールが届いた。この時点で8月9日。僕はpre-sessionalコース(留学生向けの英語準備コース)に通っておりロンドンにいたのだが、その翌々週には日本に一時帰国することになっており、家を探すにしてもあと1-2週間でdoneせねばいけない。

というか、ロンドンで家ってどうやって探すんだ?SUUMOとかあるの?

・・・ということで、完全にただの自業自得といえば自業自得なのである。アップデートしてはいけない期間に応募フォームを触ったら、勝手に更新ができてしまった。とはいえ同じような理由で寮がなくなって途方に暮れていたpre-sessoinalの同級生も散見されており、「自分が悪いんだけど、いやでも、寮の申請フォームの情報更新そんな簡単にできちゃうのって、なんかそれってさすがに良くなくない????」というなんともいえない気持ちを抱えたまま、仕方なくロンドンで家探しを始めることになってしまった。

つづく